2026.8.26 Q&A
30歳、女性。28歳から不妊治療を開始し、体外受精で良好胚盤胞を複数個凍結しました。これまで7回の胚移植(計11個)を行い、最初の4回は陰性、その後は化学流産、胎嚢確認前の流産、8週での稽留流産となりました。現在、流産した絨毛の染色体検査の結果待ちです。着床不全・不育症の検査は一通り受けており、凝固系の一部に異常を認めたため、移植時からバイアスピリンを内服しています。現在、凍結胚が7個残っています。今後は残っている胚を移植するか、新たにPGT-Aを検討するか迷っています。年齢を考えると、これまで移植した胚がすべて染色体異常だったとも考えにくく、着床不全・不育症の検査を改めて行う必要があるのかについてもご相談したいです(一部改変)。
ご相談いただきありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ございません。
これまで治療を重ねられ、今回も流産という結果になったとのこと、大変お辛かったことと思います。
まずは、現在結果待ちの絨毛染色体検査を確認することが大切です。今回の流産が胎児側の染色体異常によるものかどうかは、今後の治療方針を考えるうえで重要な情報になります。
今後については、これまで良好胚を複数回移植しても妊娠に至らなかったこと、その後も化学流産や流産を繰り返していることを考えると、PGT-Aを検討してもよい状況だと思います。
PGT-Aを行っても必ず妊娠・出産につながるわけではありませんが、胚の染色体を調べ、移植する胚を選択することで、流産を減らせる可能性があります。絨毛染色体検査の結果も踏まえて、主治医の先生と一度相談されることをお勧めします。
また、すでに着床不全・不育症の検査を一通り受けられているのであれば、すべての検査を最初から繰り返す必要性は高くないと思います。これまでの検査内容を確認し、追加で必要な検査がないか見直してもらうとよいでしょう。