2026.8.20 Q&A
29歳、女性。16週と18週で2度の後期流産をしました。どちらも自然妊娠です。1度目は完全破水後のIUFD。胎盤病理検査から卵膜全体に軽度の炎症がありました。流産後に子宮鏡の検査をして、内膜の炎症が軽度ありCE疑いとして乳酸菌のサプリで内服治療しました。2度目の流産はCAOS疑いでした。2回ともに妊娠12週以降に出血があり切迫流産になっています。2度目は入院して張り止めの点滴と抗生剤、止血剤を使っていましたが、陣痛がきてしまい出産に至りました。無力症は否定的で、今回は血液検査での炎症の数値も正常の範囲内でした。妊娠中は破水用のナプキンが必要な程の出血が1週間以上続いていました。赤ちゃんの発育はどちらも週数相当で出産まで元気でした。不育症の疑いで、今後検査をする予定ですが、何か考えられる原因はありますか?どういう検査が必要になるか、次のために何ができるか知りたいです。今回の妊娠中は乳酸菌のサプリや、ホルモン剤の膣錠なども使っていました。妊娠を希望していますが、また同じことになるのでは、と恐怖でしかないです。原因がわかって治療ができれば元気な産声を聞ける未来があるでしょうか。
ご相談いただきありがとうございます。原因を特定することが難しい場合も多いですが、まずは不育症の原因検索を受けることをお勧めします。抗リン脂質抗体、甲状腺機能、ご夫婦の染色体検査などが検討されます。子宮鏡検査を受けられたとのことですが、子宮形態についてもこれまでの検査結果を確認しておくとよいでしょう。
また、血液検査で炎症反応が正常でも、局所の炎症を完全に否定できるわけではありません。
次回妊娠に向けては、不育症検査に加え、大学病院や周産期母子医療センターなどの高次施設でプレコンセプションケア(妊娠前相談)を受けることも選択肢です。これまでの妊娠経過や検査結果を整理し、次回妊娠時の管理方針をあらかじめ相談しておくとよいでしょう。原因がもし特定できない場合でも、専門医とこれまでの経過を振り返り、次回妊娠に向けた管理方針をあらかじめ相談しておくことで、少しでも安心して次の妊娠を考えるきっかけになるのではないでしょうか。