ご相談いただきありがとうございます。

ブライダルチェックの内容は施設によって様々だと思います。それは特に決まったルールや検査項目があるわけではないからです。それぞれの検査意義を理解いただき、取捨選択いただく必要があります。

超音波検査で子宮および卵巣の状態観察は重要です。おりもの検査（例えばクラミジア）や感染症検査（例えばB型肝炎、C型肝炎、梅毒、エイズ）、風疹抗体価検査は妊娠前に受けていただくと、事前の治療やワクチン接種の必要性がわかります。

月経周期、月経関連症状、基礎体温など、ご自身の月経の様子を把握することは大切です。問診内容につながる他、血液検査項目（例えばホルモン値）には、月経周期のどの段階で測定したかが結果の解釈に必要なものがあります。

また、婦人科診療ガイドライン2023では、「妊娠した場合に問題となる循環器疾患、代謝性疾患、内分泌疾患、膠原病、血液疾患などの疾患について、除外または診断しておくことが望ましい」とされています。健康診断や子宮がん、乳がん検診などを受けることも大切かと思います。