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 子宮内膜症は、卵巣が女性ホルモンを分泌して機能している限り、根治させることが事実上不可能とも言える病気で、40歳代までは年々進行すると考えるべき
です。最も根治性の高い治療法は、卵巣と子宮の全摘手術ですが、術後治療として、ホルモン補充療法が必要となります。現在あるいは将来において妊娠を希望する場合
は、子宮内膜症の治療については多かれ少なかれ妥協をしなければならないわけです が、子宮内膜症の持つ月経痛、月経時以外の腰下腹痛（骨盤痛）、不妊に対して、ケースバイケースで対策を考えていかなければなりません。また、1%未満とはいえ、
癌化も無視できないわけで、早期発見が確実にできる方法は確立されていないものの、不妊症治療が終了した後も放置することは危険です。子宮内膜症についての知識が十分で、あなたのつらさを分かってくれ、あなたにあった治療方針を提案してくれ
る医師であれば、変える必要はありません。 |
現在38歳で未婚です。７年前に卵巣チョコレート嚢胞を主体とした子宮内膜症で手術をしました。手術後１年くらいして、腰痛が出現しました。再手術を行ったものの、思ったほど良くなりません。月経を止めたり痛み止めをもらったりしていますが、他に治療法は無いものでしょうか。病院も変えた方がよいでしょうか。