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 体外受精の際にはまず十分な数の良好な卵を得ることが、大事な要因となってきます。排卵誘発に対して卵巣の反応が不良な場合、やはり加齢による卵胞の数の減少や質の低下という問題は避けては通れないと考えます。卵巣の刺激方法や排卵誘発剤の種類や使用量、また早期排卵の予防方法や採卵のタイミングなどの良好な卵を得るための工夫、さらには胚移植のタイミングや方法などの妊娠率を改善するための方法には確実なものはなく、また個人差も大きいのが現状です。その都度、主治医と相談して、お二人が納得した上で一つ一つのプロセスを経ていくことが、結果にかかわらず後悔しない治療のためには必要なのではないでしょうか。採卵に至っていないというのは残念な結果ではありますが、形にはならなくても治療を通してお二人が得たものも必ずあると思います。 また、通院先を変更される場合は必ず紹介状を書いてもらうようにして下さい。それによって、転院先の医療機関で省くことができる検査もあります。必ずしも、全ての検査をやりなおさくてはならない訳ではありません。転院のための紹介状を頼むことは医師にとっては珍しいことではありません。 |
不妊治療を始めて4年になります。卵が採れたときは顕微授精まで行っていますが一度も成功していません。最近では卵ができることが少なく、採卵にまで到っていません。せめて採卵できるといいのですが、何か方法はないでしょうか。病院をかえるべきなのでしょうか？また一から検査を受けると思うとなかなかできません。