2026.11.4 Q&A
37歳、女性。37歳。採卵2回、胚移植3回施行し、現在3回目の移植結果待ち。これまでの経過は以下の通り。【採卵・培養成績】1回目:成熟卵9個、正常受精卵3個(媒精)、凍結胚盤胞0個。2回目:成熟卵27個、正常受精卵18個(媒精)、凍結胚盤胞3個(Day 5:3AC、3BC、Day 6:4BC)。【胚移植成績】1回目:化学流産、2回目:妊娠不成立【相談内容】① 3回目の移植が妊娠不成立、あるいは化学流産となった場合、次回採卵前に追加すべき検査はあるか。② 正常受精卵に対する胚盤胞獲得率が低いが、卵巣刺激方法や培養条件の変更を検討すべきか。③ 今後の採卵・胚移植において推奨される治療法はあるか。現在、タイムラプス培養を使用し、3回目の移植ではアシステッドハッチングを実施。(一部改変)
ご相談いただき、ありがとうございます。
① 化学流産は不育症診断における流産回数には含まれないため、今回の移植が化学流産となった場合でも不育症には該当しません。これまでの移植が2回という経過を考えると、現時点で積極的に追加検査を行うよりも、まずは採卵・胚移植を継続する方針でよいと考えます。今後、良好胚を繰り返し移植しても妊娠が成立しない場合には、反復着床不全を考慮し子宮内環境の検査などを検討してもよいと思います。
② 正常受精卵18個に対して凍結胚盤胞が3個という結果は、比較的低い印象です。ただし、刺激方法や培養液が原因とは断定できません。1回目と2回目の刺激方法や胚の発育経過を振り返り、次回の採卵計画ついて担当の先生と相談されるとよいと思います。また、胚盤胞までの発育が難しい場合には、分割期胚での移植を検討することも選択肢の一つです。
③ タイムラプス培養やアシステッドハッチング以外にも、先進医療としてSEET法などがあります。ただし、これらの追加治療による妊娠率や出生率の改善効果は十分に確立されているわけではありません。