2024.7.31 Q&A
22歳、女性。もともと多嚢胞性卵巣症候群でクロミッドと注射で排卵誘発し、タイミング法で妊活してきました。2周期行うも妊娠成立せず、 医師から「20代前半で90%の人は1周期目か2周期目で妊娠する。もしかしたら、受精障害かもしれない」と言われました。 受精障害の場合、顕微授精じゃないと姙娠は難しいと言われました。①20代前半で1周期、2周期で普通は妊娠するものですか。②人工授精、体外受精を飛ばして先生に言われたと通り顕微授精をしたほうがいいのでしょうか。それとも、もう少し様子をみてもよいのでしょうか。 主人の精液検査は問題なく、まだタイミング法しか行っていません(一部改変)。
ご相談ありがとうございます。
①「加齢」による卵の質の低下は女性の妊孕性に影響を与える重要な因子であり、流産率の上昇にもつながります。一般的に20~24歳は妊孕性のピークとされておりますが、個々の背景(不妊の原因)は様々であるため1-2周期で妊娠するとは限りません。また、不妊の原因は一つとは限らず、不妊症カップル全体の5~15%が原因不明と報告されています。
②受精障害を疑う場合、頸管粘液や抗精子抗体などの検査についてご相談されてはいかがでしょうか。今回のご相談内容だけで受精障害の可能性について言及するのは困難と思います。
当センターでは電話相談も行っております。よろしければご活用ください。